伝統体験「市木もめんのコラージュと香り袋作り」

■開催日時

平成28年6月26日(日)午前10時~正午

■開催場所

熊野古道センター  和室

■内容

市木木綿は明治17年頃から御浜町の市木地区で生産が始まり、現在も受け継がれている伝統産業です。市木の土地が藍の栽培に適していたこともあり、藍で染めた市木木綿が盛んに生産されました。最盛期には45軒もの工場が立ち並び、関連する藍農家や藍染め職人なども多く、村を代表する産業にまで成長しました。しかし、化学繊維や大量生産の波に追われ、多くの織元が廃業に追い込まれていき、市木地区の産業も木綿作りから養蚕、みかん作りへと移り変わっていきました。平成16年に最後の織元である大畑弘氏が廃業することになり、その伝統を引き継いだのが、向井ふとん店3代目の向井浩高氏です。現在、ただ一人の織り手、向井氏に熊野地方で愛されてきた市木木綿の歴史や伝統技術を継承することになった経緯や情熱などをお話いただきます。その後、様々な柄のハギレを組み合わせて作る「市木もめんのコラージュ作り」と、安眠、リラックス、リフレッシュなどお好みのアロマを選んで作る「市木もめんの香り袋作り」教室を開始します。市木木綿の魅力を知り、伝統産業を守り、後世に伝えていくことの大切さについて学ぶきっかけとしていただければ幸いです。

【スケジュール】
  9:30  受付
 10:00  あいさつ・講師紹介
 10:05  講話…約15分(講師:向井浩高氏)
 10:20  「市木もめんのコラージュ作り」 (講師:塩崎哲史氏)
 11:05  「市木もめんの香り袋作り」(講師:向井美和氏)
 11:50  アンケート、終了
【参加費】2,500円
【募集人数】20名(要申込・応募多数の場合は抽選)
【講 師】市木木綿についての講話…向井浩高氏(向井ふとん店3代目)
    「市木もめんのコラージュ作り」…塩崎哲史氏(デザイナー)
    「市木もめんの香り袋作り」…向井美和氏(アロマトロジスト)